東京研修を終えて

12/10
 2泊3日の東京研修が終わりました。偉大な先生からの講義や施設の訪問を通して、普段の授業では体験できないことを深く学べた濃い3日間でした。また自分の将来の事を考える良い経験になりました。
 わたしが最も印象的な研修は2日目Gコースで訪れたサイバーダインスタジオです。私は今までロボットやAIの技術が発展するにつれて人間の仕事を奪うことがあるときいて完全な良いイメージは持っていませんでした。しかし講師の方の話を伺ったり、映像を見せていただいたことで、人間には出来ない大変な仕事をロボットで代用出来ると実感しました。
サイバーダインスタジオでは、主力製品であるHALについてのお話を伺いました。HALは誰かに操作されるのではなく、装着する本人の意思を読み取って動かす仕組みでした。ニンゲンが動作をする時に神経に流れるときに皮膚から漏れる電気的な信号をセンサーで読み取りロボットの動きに反映しており、私達も実際に体にセンサーを貼り付けてHALを体験することが出来ました。又私は特定の人ではなくロボットが誰かの利益となれば販売するべきだと思っていたが、それは間違いで、開発者の目的にあった使われ方がされるようにデザインしながら開発し誰もが使用出来るとあうことは大切では無いと教わりました。なぜなら、ロボットの特殊な力を悪用して、人を傷つけたり不愉快にすることは、人や社会の役には立たず、開発者の本意では無いからです。今回お話を聞いたHALは病気や怪我で失った歩く、屈むといった機能を少しでも良い状態にすることが目的なので、医療機器やリハビリ機器として使って欲しいというのが開発者の本意だと分かりました。
脳卒中や神経の難病で歩行技術を失った方がHALを利用してリハビリする映像を見ました。そこでは、リハビリ開始時は、HAL+補助で歩くことが精一杯だったのにも関わらず、リハビリを続けることで、HALを装着せずに歩くことができるようになる患者さんの姿を見てとても驚いたし、ロボットが社会に普及する意義を感じることも出来ました。その他にも、現在のHALに至るまでの歴代のHALや、様々なタイプのHALを見たりと良い経験になりました。
このような素敵な体験をさせて下さった、研究先の皆さんや先生方、旅行会社、親に感謝して、今回の研修で学んだことをこの先の生活に活かしていきたいと思います。(とろ)

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